伊藤忠、社食で寄付つき「ミドリムシカレー」

石垣産ユーグレナ入り「みどりカレー」(税込580円)。一食あたりユーグレナは0.5グラム入っている

伊藤忠商事は、社員食堂でユーグレナ(ミドリムシ)を使用した「みどりカレー」を期間限定で提供する。食料問題の解決に取り組むNPO 法人テーブル・フォー・ツー・インターナショナル(TFT)(東京・港)とも連携し、1食売り上げるごとに20円をアフリカの子どもたちの給食費に寄付する。

ユーグレナはワカメや昆布と同じ藻の一種で、植物と動物両方の性質を持つ。ビタミンやミネラル、DHA(ドコサヘキサエン酸)など59種類の豊富な栄養素を含む。

みどりカレーには、ユーグレナ社(東京・文京)の「石垣産ユーグレナ(粉末)」が使用される。ユーグレナの培養には、太陽光と水と空気が必要なため、南国の強い太陽光や沖縄で一番高い山がある石垣島が適しているのだという。

ユーグレナの広報担当者は「ユーグレナの独特の風味を生かしながら、夏バテ防止効果と美味しさを考え、カレーに入れることにした」と説明する。

伊藤忠商事では、社員がTFT創業時の支援メンバーの1 人ということもあり、導入企業の第一号として07 年から社員食堂でTFTを実施してきた。これまで約300万円をTFTを通じて開発途上国の給食支援事業に寄付した。

同社の社員食堂での販売日は、8月17日、24日、31日の3日間で、1日の販売数は150食の予定だ。(オルタナ編集部=吉田広子)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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