日興アセット、南三陸の中学生招き体験学習

南三陸の中学生を招き、体験学習を実施した日興アセット社員と子どもたち

日興アセットマネジメント(日興アセット)は、8月7、8日の2日間、宮城県南三陸町立戸倉中学校の3年生14人を本社(東京・港)に招待し、体験学習を実施した。

オフィス見学や職業体験、築地市場見学のほか、生徒たち自らが考えた南三陸町の魅力をPRするプレゼンテーションを披露した。

日興アセットでは、2011年3月に東日本大震災の復興応援プロジェクト「東日本の子どもたちと歩もうプロジェクト」を立ち上げた。南三陸町で日興アセット社員ボランティアによる復興支援活動や、小・中学校での子ども支援活動を行っている。

今回の体験学習は、「東日本の子どもたちと歩もうプロジェクト」の一環で、戸倉中学校に放課後の学習支援ボランティアとして訪問したことがきっかけで開催された。

生徒たちに少しでも多くの経験と広い見地を身に付ける時間を提供したいという思いから、戸倉中学校と子ども支援を行う特定非営利活動法人キッズドア(東京・中央)の協力のもと、実施した。

戸倉中学校では2年生の生徒を対象に、キャリア教育の一環として職業体験を実施しているが、今回東京に招待した3年生は、昨年の東日本大震災の影響で職業体験を実施できなかった背景がある。

戸倉中学校の生徒によるプレゼンテーションでは、生徒が作詞をした震災復興ソング「Hana」も披露された。

参加した日興アセット社員からは「自分の頭で考え、自分の言葉で表現しようとするところが素晴らしいと思った」「今後、生徒たちが復興を目指してどのように貢献できるかが重要なのだと思う。これからも継続して地域への貢献に力を注いでほしい」などの感想が寄せられた。

キッズドアは、「職業体験は、数社に協力頂き、金融、水産、情報通信、先端医療などにかかわる仕事の現場を比較しながら学ぶことができた。南三陸町の子どもたちは、復興の担い手になることを地域内外から期待されている。今回の体験は、子どもたちにも地域にとっても、間違いなく良い未来を創るきっかけになる」と述べた。

日興アセットは今後も、被災地や復興を担う子どもたちの支援に取り組みたいとしている。(オルタナ編集部)

「Hana(震災復興ソング)

 

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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