記事のポイント
- ジェンダード・イノベーションは05年に米教授が提唱し広がりを見せた
- 睡眠薬やシートベルトなどで概念を取り入れた商品開発も
- 専門家は「ジェンダーだけでなく様々な差異を考慮する入口だ」と指摘する
「ジェンダード・イノベーション」という言葉が広がっている。この言葉は「性差を考慮した革新」と訳される。2005年に米スタンフォード大学教授が提唱し、その後、EUから資金提供を受けて広がった。この概念を取り入れた事例として代表的なのが、睡眠薬やシートベルトだ。専門家は「ジェンダーだけでなく様々な差異を考慮する入口だ」と指摘する。(オルタナ編集部・萩原 哲郎)