なぜ日本企業から「イノベーション」が起きないのか

記事のポイント


  1. なぜ日本企業から「イノベーション」が起きないのか
  2. 経営学者の入山章栄氏は「知の深化」に偏っているからだと説明した
  3. 「知の探索」にも取り組み、様々な知見を取り入れることを強調した

経営学者の入山章栄・早稲田大学大学院教授はこのほど、都内のセミナーに登壇し、「『両利きの経営』がイノベーションの源泉だ」と強調した。イノベーションを生む新しいアイデアは、既存知の組み合わせでできていると捉え、「知の探索」と「知の深化」の両立を指摘した。入山教授は、日本企業でイノベーションが起きづらい要因は、「知の深化」に偏っているからだと話した。(オルタナ総研フェロー=室井 孝之)

カンファレンスに登壇した入山教授
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室井 孝之 (オルタナ総研フェロー)

42年勤務したアミノ酸・食品メーカーでは、CSR・人事・労務・総務・監査・物流・広報・法人運営などに従事。CSRでは、組織浸透、DJSIなどのESG投資指標や東北復興応援を担当した。2014年、日本食品業界初のダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス選定時にはプロジェクト・リーダーを務めた。2017年12月から現職。オルタナ総研では、サステナビリティ全般のコンサルティングを担当。オルタナ・オンラインへの提稿にも努めている。執筆記事一覧

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キーワード: #サステナビリティ

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