災害時電源にEV 京都府、三菱自ほかと協定

京都府と三菱自動車工業ほか4社はこのほど、府内で大規模災害が発生した際の応急対応などに使用する電源として、府が4社にEV(電気自動車)と給電装置の無償貸与を要請できる協定を締結した。

EVを電源に投光器を使用(三菱自動車工業プレスリリースから引用)

無償貸与の対象となるのは、三菱自動車の乗用車EV「アイ・ミーブ」と同商用車「ミニキャブ・ミーブ」の計25台で、EVに蓄えられた電力を交流100Vの電源として取り出すニチコン社製給電装置「ミーブ パワーボックス」も同時に貸与される。同EVがフル充電した場合、1500Wで約5~6時間の連続使用が可能という。

貸与期間は1週間で、京都府と三菱自動車ほか4社では、移動可能な非常用電源としてEVを活用する協定を自治体と企業が締結するのは全国で初めてとしている。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年9月25日

三菱自動車工業 プレスリリース

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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