日本橋高島屋(東京・中央)は、バレンタインイベント「アムール・デュ・ショコラ」で、2月2日から14日までの間、寄付つきチョコレートを販売する。対象となるチュコレートを購入すると、1個につき20円が寄付金となり、NPO法人テーブル・フォー・ツー(TFT、東京・港)を通じて、アフリカの子どもたちに学校給食1食分になる。
寄付チョコはブリュイエール、パティスリーサダハルアオキ、帝国ホテルなどが賛同し、15ブランド18商品が揃う。これらの寄付チョコは、食べ過ぎず、生活習慣病予防に優れた効果が期待できるポリフェノールを摂取しようという基準で、TFT事務局と相談して選定したものだ。
本企画は、昨年2月にも日本橋高島屋で実施されており、今回は2回目となる。チョコレートの原料となるカカオを生産するアフリカには、給食を食べられない子どもたちが沢山いる。この取り組みは、チョコレートを贈った人に、カカオを贈ってくれた原産国の人たちに恩返しをしよう、という思いやりの気持ちを表現できるように企画された。
バレンタインイベント「アムール・デュ・ショコラ」では100余のブランドが会場で展開する。寄付チョコの他にも、東北産素材のチョコレート菓子や、フェアトレード原料を使用したもの、オーガニック素材にこだわったものなども取り揃えるという。
近年のバレンタインでは、チョコレートを友達同士に贈ったり、自分が食べるために買うなど従来の形式にとらわれず、大いに賑わうという。今年のバレンタインチョコレートは、チョコレートの生産者にも「思いやりの心」を広げてみてはいかがだろうか。(オルタナ編集部=副島久仁彦)