フランスで、古いマンションを低エネルギー消費の建物に改修する「エコ・リノベーション」が急速に進んでいる。パリ15区にある1967年建造の高層マンションでは、この改修によって一戸あたりのエネルギー消費量が67%削減する。このほか現在、パリ市の後押しによって700の民間マンションの管理組合で改修計画が進んでいる。(羽生 のり子)
ユネスコ本部に近いパリ15区では、1960-70年代に高層住宅が増えた。その一つのゲスクラン通りにある民間マンションが、低エネルギー消費建物に生まれ変わるモデルケースとして注目を浴びている。