147の信用金庫が羽田に共同で中小企業の応援拠点

■オルタナ本誌62号「地域金融トピックス4」 から
文・綴り屋はちどり

羽田空港の隣接地に7月3日プレオープンした大規模複合施設・羽田イノベーションシティ内に、「よい仕事おこしプラザ」が開所した(事務局・城南信用金庫)。全国の147信用金庫とその取引先、自治体や大学などが、地域を超えてつながるためのリアルな交流拠点である。

信金ネットワークのリアルな交流拠点が羽田に誕生

244平方メートルのフロアにはミーティングルーム4室があり、事前登録制で商談が可能。中小企業診断士や公認会計士などの専門家が事業者の相談に応じる。信用金庫との取引有無にかかわらず誰でも利用できる。開所日当日から、大手バイヤーに自社製品を売り込む中小企業や、中小同士の連携を模索する商談会、自治体の企業誘致相談会などがオンラインで活発に行われた。

同フロアには城南信金の「なんでも相談プラザ」も併設され、ビジネス創出支援の推進役を担う。産学官連携や地方創生のチャンスを生む、ハブとなる新名所の誕生だ。

*雑誌「オルタナ」62号(第一特集「エシカル消費、SDGsが牽引」)は9月30日発売

森 摂(オルタナ代表取締役)

森 摂(オルタナ代表取締役)

株式会社オルタナ 代表取締役。東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。編集局流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年9月、株式会社オルタナを設立、現在も代表取締役。前オルタナ編集長(2006-2025)。主な著書に『未来に選ばれる会社-CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社、2015年)、『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年)など。武蔵野大学大学院環境学研究科客員教授。武蔵野大学サステナビリティ研究所主任研究員。一般社団法人サステナ経営協会代表理事。日本自動車会議「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」選考委員。公益財団法人小林製薬青い鳥財団理事

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