
ビオ・マーケット(大阪・豊中)が、このたびオーガニック食品専門のネットショップを開店した。有機JAS認証にこだわった食品を約200点そろえた。全国から注文を受け付け、最短で3日後に届ける。
同社は約30年前から、有機野菜を中心に有機食品や環境雑貨などを扱ってきた。北海道から九州まで約360の有機農家と契約し、日本のオーガニック野菜のおよそ10%を流通している。
埼玉、千葉、兵庫にある直営店で店頭販売する他、主に都市部で、会員向けに有機野菜を宅配している。宅配事業とは別に運営してきた旧ネットショップを、このたび大幅にリニューアルした。
新しいネットショップでは、同社商品の中から、第三者認証「有機JASマーク」取得の国内産の野菜や米、原材料段階でJAS取得済みの調味料など、認証済みの有機食品だけを選り抜いて扱う。
顧客層で比較的多いのは、子供の誕生を機に食を見直したという若い世帯だ。同社は原発事故後、産地表示を徹底。残留放射性物質の独自基準を設け、サンプリング検査を実施している。(オルタナ編集部=瀬戸内千代)