政府・IAEA福島会合に市民ら「透明性を」

政府とIAEAが主催する「原子力安全に関する福島閣僚会議」が15日から17日に福島県郡山市で開催されるのに合わせて、市民らが福島市内などで勉強会や集会、IAEAへの申入れなどを行う。

IAEA福島閣僚会合が開かれる郡山市の「ビッグパレット」(外務省サイトから引用)

「原子力安全に関する福島閣僚会議」では本会合に加え、「東電福島原発事故からの教訓」など3つのテーマで専門家会合を実施。これに対して市民らでつくる「フクシマ・アクション・プロジェクト」では、14日に海外ゲストを招いて福島県内を視察するほか、15日には会議場の「ビッグパレット」(郡山市)前でIAEAへの申入れも計画している。

同プロジェクトの佐々木慶子事務局長は「原子力を推進し、チェルノブイリ事故後の健康影響を過小評価してきたIAEAが政府と何を話し合い、決めようとしているのかが市民に伝わってこない。今回の行動を通じて会議の透明性を市民に確保したい」と話している。(オルタナ編集部=斉藤円華)

フクシマ・アクション・プロジェクト

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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