米ウォルマート、自然エネ6倍増計画

ハワイ州カポレイのウォルマートに設置されたソーラーパネル

米ウォルマート・ストアーズ・インクは、「100%自然エネルギーを利用する」 という長期目標の達成に向け、「自然エネルギー6倍増計画」を発表した。2020年末までに、自然エネルギーの発電・調達を、年間70億キロワット時(2010年比600%増)まで増加させるとともに、1平方フィート(929平方センチメートル)あたりのエネルギー量を2010年比で20%削減することを目指す。

「自然エネルギー6倍増計画」では、米国内で稼働する化石燃料ベースの発電所2カ所分の発電量に匹敵する電力を、新たに自然エネルギーでまかなう。

同社は、2012年だけで100近い自然エネルギー・プロジェクトを追加し、現在全世界で合計約300に上るプロジェクトを実施。米国太陽エネルギー産業協会によれば、ウォルマートは、民間企業の中で、最大規模の太陽光発電能力・発電システムを保有しているという。

ウォルマートは、現在米国内で、200基余りの太陽光発電システムを稼働(稼働予定を含む)しているが、2020年までに米国だけでも最低1000基の太陽光発電を店舗屋上や関連施設に設置する方針だ。

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..