富士登山ゴミ減量啓発・マイボトル利用を推進(粟井英朗環境財団)

公益財団法人粟井英朗環境財団は、「持続可能な社会の実現のために、環境保全活動の実践と社会貢献を行う」ことを目的として、下記の三つに取り組んでいます。

①水資源保全・環境保全推進事業の実施
②環境保全活動の普及・教育及び活動家の育成
③環境保全活動への助成の活動

毎年約30万人の登山者が山頂を目指す富士山では、登山道に湧水・川がないことから、登山時の飲み物は持参するか、山小屋や五合目で購入することが主流になっています。結果、飲み終わった容器が、ゴミとして登山道や山肌に捨てられる傾向にあり、他の山と比較して登山者のゴミの発生量が多いことが現状です。さらに、今夏世界文化遺産登録されることによって登山者・観光客の増加が想定され、ゴミやマナーのない利用の増加も懸念されます。

これらの課題に対して、富士登山でのマイボトルの利用と、ゴミの減量を呼びかける環境啓発キャンペーンを実施します。将来的には、マイボトルの有効的活用を目指して、登山道各所への「給水所」の設置に関するご協力を関係機関にお願いしていきます。今年度は社会実験として、マイカー規制期間の登山者の起点になる山梨県立富士北麓駐車場でキャンペーンボトルの提供と給水所を設置して実施します。

目的:
1. 富士登山時に発生するペットボトル・缶などの飲料ゴミの減量
2. 「ごみを捨てない」ではなく、「ゴミを出さない」意識の啓発
3. 登山だけでなく、街や他の山岳でのマイボトルの利用を推進する
実施期間:2013年8月9日(金)~11日(日)、8月16日(金)~18日(日)
各日10:00~15:00
場所:山梨県立富士北麓駐車場
募集:富士登山者3,000人(キャンペーンボトル提供人数1,500人 ※250人/日 給水対象人数3,000人 ※400~500人/日)
参加費:募金制(当日募金箱を設置。集めたお金は富士山の環境保全活動に全額寄付されます)

公益財団法人粟井英朗環境財団ホームページ

■ 本件に関するお問い合わせ先
公益財団法人 粟井英朗環境財団 事務局
(〒403-0012 山梨県富士吉田市旭5-1-1)
担当:近藤光一/ 舟津宏昭/ 尾又慶寛
TEL:0555-21-5050 FAX:0555-23-3271
メールl: info●awai.or.jp (●を@に変えてお送りください)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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