サステナ経営検定テキストから:生物多様性

*この記事は「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版(2022年11月30日発売)」から抜粋しています。テキストの購入はこちら、サステナ経営検定についてはこちら

第4章:必須キーワード
4-2:生物多様性

「生物多様性」(Biodiversity)とは、多種多様な生物種、遺伝子、そして生態系が存在することだが、それが近年、全世界的に脅かされていることが明らかになっている。同時にこの生物多様性こそが経済や人間社会を根底で支えていることも認識されるようになり、生物多様性の危機は気候危機と並ぶサステナビリティの二大課題となっている。

企業活動が原因で生物多様性が脅かされている

そもそもなぜ生物多様性が失われつつあるのだろうか。主な原因は①生息地が破壊される②乱獲される③気候変動が進行して被害を受ける④化学物質などによる汚染が拡大する⑤外来種が導入され増加する─などだ。

これらはいずれも人間活動であり、特に企業活動による影響はほかの原因より圧倒的に大きくなっている。そのため、企業は、自社はもちろんサプライチェーンやバリューチェーン全体で、生物多様性に与える影響を削減する必要がある。最近では影響をゼロにするどころかプラスにする「ネット・ポジティブ」を表明する企業も増えつつある。

生物多様性こそ最も重要な「自然資本」

*この続きは「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版」に掲載しています。テキストのご購入はこちら

サステナ経営検定

サステナ経営検定

「サステナ経営検定」は、多くの企業や組織が持続可能(サステナブル)になるために、CSRの意義とメリットを広め、実践してもらうこと、また検定合格者が健全で生産性や競争力が高い社会の実現に貢献することを目指しています。「サステナ経営検定」は、1級~4級まであります。1級試験は秋、2~3級試験は春と秋、4級試験は毎月実施しています。

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