環境省への批判高まる――最高裁判決でも水俣病の認定基準見直さず

チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウムで講演する山口紀洋弁護士(2013年6月22日 奥田みのり撮影)

水俣病認定基準について環境省への批判が高まっている。2013年4月、最高裁が現行の水俣病認定基準の大枠を否定したにもかかわらず、現行基準を変えようとしないからだ。6月22日にはこの問題でシンポジウムが開かれた。

「チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム」が東京で開かれ、約70人が参加した。患者遺族が勝訴した溝口訴訟最高裁判決をうけて、環境省は何をすべきか議論した。山口紀洋弁護士(溝口訴訟弁護団)は、「現行の水俣病認定基準を一度破棄し、新たな制度をつくるべき」と訴えた。

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..