九州電力支社の前で毎日脱原発を訴え続ける66歳女性

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今年7月19日に九電社長宛てに届けた要請書

要請書は760通を超えたが、反応はない。毎日福岡の本社に届けているとは聞いたが、社長に届いているかを確認する術がない。

どんなに悪天候でも、体調が悪くても、10日間を除き毎日立ち続けた。1年が経過した頃、毎日一緒に立つ人が2人加わった。450日目からは午前と午後の2回に増やした。高校生やベビーカーを押すお母さんなど、立ち寄ってくれる常連もできた。

無視する人、罵声を浴びせる人がいる一方で、信号待ちで窓から応援する運転手や拍手をする通行人もいる。猛暑の日には何人も差し入れをしてくれた。

ずっと無視され続けて気になっていた人が、700日目を過ぎた日に突然「暑いから熱中症にならんごと気を付けなさいね」と声をかけてくれたり、道行く人々の反応はずいぶん良くなった。

島田さんは、「あそこに立っている時間は、かけがえのない100%学びの時間なんです」と話す。

反対に地元各紙の記者は、700日目からは取材にも来なくなった。「メディアも再稼動の準備をしている」と、先月再稼動の申請をした九電に対する怒りと落胆も大きい。

「7月に再稼動の申請をした九電は、2000億円もかけて必死なので、私たちもあきらめずに必死に闘わない限り、今回も太刀打ちできないでしょう」

「子どもたちに、絶対に負の遺産を遺したくないというのが、私の一番の願いです」と、島田さんの静かな闘いは、今日も続いている。

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2013年8月21日(水)11:51

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