「オート三輪」型EV、エコ配が導入実験

エコ配デザインの電気三輪車エレクトライク

昔懐かしい「オート三輪」型のEVが宅配便サービスで活躍しそうだ。エコ配(東京・港)が10月から実証実験を始めた。同社は電動アシスト自転車を多用して環境負荷の低減に取り組んでいるが、今回の新型EVもその一環だ。(オルタナ編集部)

新型EVは、日本エレクトライク(神奈川県川崎市)が製造する「エレクトライク」。走行中CO2や排気ガスを出さないEVで、小回り性能も優れているため、都市部での活躍が期待される。

エレクトライクの走行距離は40キロメートルで、最大積載量は150キログラム。車体も420キログラムと軽く、電費(電力の使用効率電費)も良いため、ガソリン車より低いランニングコストを実現している。

エコ配は、荷物のサイズの標準化などによる宅配業務の効率化や、電動アシスト自転車を用いた宅配方法でコストを下げつつ、環境負荷を低減している。日本エレクトライクは、エネルギー効率の高い電気3輪自動車の開発・普及に取り組む。2社の目的が一致したことで、今回の実証実験が始まった。

実証実験は、エコ配の通常業務時の運用を通じて行われ、日本エレクトライクに走行データなどが提供される。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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