企業とNPOの優れた協働事業を表彰する「第10回日本パートナーシップ大賞」が11月30日午後、名古屋市の中京大学ホールで開かれ、「フィデアのチャリティージャム」事業がグランプリと「トヨタスマイル賞」に選ばれた。
日本パートナーシップ大賞は、特定非営利活動法人パートナーシップサポートセンター(PSC、本部名古屋市、岸田眞代代表理事)が2002年から開催しており、今年が10回目となった。
「フィデアのチャリティージャム」とは、特定非営利活動法人ムワンガザ・ファンデーション(長野県飯綱町)の理事長である小林フィデアさんが、母国のタンザニアにエイズ孤児のための孤児院・医療施設を建設するプロジェクトだ。
フィデアさんが勤務するレストラン「サンクゼール」で、ジャム1個につき100円の寄付に会社から100円を足して、合計200円をタンザニア側に寄付する。2009年からプロジェクトを開始し、これまでに988万円を寄付した。
孤児院の建設に使うための「レンガ募金」も2012年から始めた。1個50円のレンガ2万個(合計100万円)が必要だという。
準グランプリとオルタナ賞は、特定非営利活動法人ACEと、森永製菓による「チョコレートで児童労働をなくす協働事業」に決まった。
オルタナ賞は、日本パートナーシップ大賞の最終ノミネート事例のうち、優れたコミュニケーション活動を展開した事例に与えられる。