農地のソーラー発電加速、農業と太陽光併用の動きも

山梨県北杜市で展開する「アグリソーラー」。椎茸栽培の上に太陽光発電を設置している。発電出力は約100kW

太陽光発電(ソーラーパネル)の設置場所として、「農地」が注目されている。日本全体では埼玉県とほぼ同じ面積の耕作放棄地があり、そこにソーラーパネルを敷き詰めれば、東京電力全体の発電量が確保できるとされる。農業と太陽光発電を両立させる「ソーラーシェアリング」も加速してきた。(オルタナ副編集長=吉田広子)

全国の耕作放棄地の面積は39・6万ヘクタール(2010年農水省調べ)と、滋賀県の面積(40万ヘクタール)や埼玉県の面積(38万ヘクタール)とほぼ同じだ。この面積にソーラーパネルを敷き詰めると、年間の発電量はおよそ2100億キロワット時と、東京電力全体(2012年)に近づく規模だ。 そんな中、太陽光発電システム販売を手がけるGreenT(本社東京・世田谷区、吉田愛一郎社長)は農地を利用した太陽光発電(アグリソーラー)計画を加速させている。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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