スポーツ交流から多文化共生を考える

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「海外遠征で心に残るものは、いつも人とのふれあい」と話す大内監督(左)

多文化共生を目指すうえで、若者が世界で活躍するために必要なことは何か。

野口氏は、「積極性をもって自ら道を切り拓いていくことが大切。外国に行くと、自分が考えているように上手くいかないことが分かる。日本人は控え目で協調性はあるが、積極性が足りない」と指摘した。

国際文化学部のポーリン・ケント学部長は、「学生から『留学したい』という相談を受けるが、『自分を変えたい』というのは目的にはならない。どこに身を置いても、自分は自分でしかありえない。何かの強みを持ち、個性を磨くことが自信につながる。海外で活躍するスポーツ選手は、このことが自然にできている。まずは何かにチャレンジすることが重要だ」と、述べた。

国際文化学部のチャプル・ジュリアン准教授は、ニュージーランド・ハミルトンからコメントを寄せた。

「私が初めて教壇に立ったのは、ニュージーランドの大学。ほとんどが海外からの留学生で英語が話せない。英語圏に行けば、必ず英語が通じるわけではない。コミュニケーションは、聞く耳を養うことも大切である」

大内監督は、「どこにいても、その国に順応して普段通りの自分を出せる人は強く、プレーでもいい結果が出せる。『なぜ、ここにいるのか』の目的を見失わず、がんばってほしい」と力を込めた。

ゲストプロフィール:
野口忍(のぐち・しのぶ)
トレック・ジャパン株式会社マーケティング統括。京都市出身、龍谷大学国際文化学部卒業。10代後半から始めたマウンテンバイク・クロスカントリー競技にて、アジア選手権優勝、全日本選手権優勝など数々の大会で勝利を収める。2007年に選手引退後、現職となるアメリカNo1のスポーツバイクブランド「トレック」の広報として、スポーツ自転車の楽しさや素晴らしさを普及している。また現在も、趣味としてロードレースやトライアスロンなどに挑戦している。

◆ 第1回多文化共生トークセッション「スポーツを通じた国際的な出会いと多文化共生」

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2014年3月19日(水)16:19

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