東北・被災地で眠る防寒具をシリア難民へ、輸送費募る

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被災地では、支援物資の仕分け作業が行われた

厳しい寒波のなかで過ごすシリア難民に、東北の被災地に集まった防寒具を届ける「こごさいるでばプロジェクト」。同プロジェクトは、クラウドファンディングサイト「マクアケ」で、支援物資1200箱分の東北から成田までの輸送費120万円の協力を呼び掛けている。(オルタナ副編集長=吉田広子)

シリアはトルコの南に位置し、地中海の東側に面する国。2011年3月の市民による反政府デモから内戦に発展し、220万人の難民が発生した。

シリア国境沿いのトルコ・キリス県には10万人以上のシリア難民がいる。その多くはキャンプに居住しているが、キャンプに入れない約6万人の難民は市街地での居住を余儀なくされている。キャンプの外では、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や政府からの公的支援が行き届かない。

「こごさいるでばプロジェクト」によると、数家族一緒に狭い部屋を借りる人たちもいれば、公園や建設中の建物、動物小屋などで過酷な毎日を過ごす人たちもいるという。

そこで、米国のNPO団体に所属し、東北の被災地支援に携わってきた佐藤麻衣子さんが、東日本大震災発生時の緊急支援で集められたものの、使われずに倉庫で眠っている大量の防寒具や毛布をシリア難民に届けるアイデアを思い付いた。

佐藤さんは、「台風や洪水など世界で災害が起こるたびに、被災者の方たちからはいつも、『何か恩返しがしたい』という声を聞いていた。東北の被災者とシリア難民をつなげる『きっかけ』をつくりたかった」と話す。

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2014年3月25日(火)12:47

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