日本たばこ産業株式会社は、2005年から和歌山県や田辺市、中辺路町森林組合との協働で「JTの森 中辺路」という森林保全活動を始めていた縁があったため、2012年6月に初めて道普請に参加した。
現在は長期スパンで取り組める作業として和歌山県から提案された「石畳再生プロジェクト」に取り組んでいる。女坂・男坂という場所で、石畳の上に堆積した石や土砂を取り除いていく作業だ。
「発掘のような感じで作業を進めていくと、石畳が出てくる。そのときの達成感は、なかなか体験できないこと。往時の姿をできる限り保全したい」や、「古道を修復するのは貴重な体験だった」など、参加したことに意義を感じる意見が多いという。