ゲレンデを森に還し、スキー場跡地林業は可能か[岩崎 唱]

岩崎 唱
ライター、元森林関係のNPO 事務局長
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これについては立地条件や自然条件が箇所ごとに異なるので、個々の現地の状況に応じ、森林管理署長が判断することになる。従って箇所ごとにそれぞれ管轄する森林管理署にお問合せ下さい。という内容であった。個人的には植えた木が何年育った後とか、樹高が何センチ、年メートルになった後とかいう具体的な基準が知りたかったのだが、それはないらしい。どうやら森林管理署長のご判断を仰ぐしか他に手はないようだ。個人的には、下草刈りが必要なくなる5~7年くらいが目安かなと思っているのだが、どうだろう。

標高1500mのゲレンデ上部での植林風景

標高1500mのゲレンデ上部での植林風景

ところでスキー場跡地というのは、ゲレンデのすぐ下まで大型バスが入れる道があるし、土場として利用できる広い駐車場がある。ゲレンデを整備する車両が通る作業道が山の上まで作ってある。これは経済林としての立地条件を満足しているのではないだろうか。「スキー場跡地林業」というのができないものかと考えた。

しかし、日本の人口は減っていくのだから、スギやヒノキ、カラマツばかり植えても需要とのバランスが取れないかも知れない。であれば針広混交林にして森林セラピーロードにする(大分先のことになるが)ことはできないだろうか。ロッジや大食堂などの施設も有効活用できるかもしれない。また最近、会員制の木工クラブやFabカフェというものづくりカフェができ、話題を呼んでいるが、ロッジを利用して木工ワークショップを開設するのはどうだろう。

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岩崎 唱
ライター、元森林関係のNPO 事務局長
フリーランスのコピーライター。「緑の雇用担い手対策事業」の広報宣伝活動に携わり、広報誌Midori Pressを編集。全国の林業地を巡り、森で働く人を取材するうちに森林や林業に関心を抱き、2009年よりNPO法人 森のライフスタイル研究所の活動に2018年3月まで参画。森づくりツアーやツリークライミング体験会等の企画運営を担当。森林、林業と都会に住む若者の窓口づくりを行ってきた。TCJベーシッククライマー。

2015年1月30日(金)19:43

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