ゲレンデを森に還し、スキー場跡地林業は可能か[岩崎 唱]

岩崎 唱
ライター、元森林関係のNPO 事務局長
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ゲレンデに植林して育った木を自分たちで伐り出し、家具などに加工できたら楽しそうだ。キノコ狩りステーションなんていうのも魅力的だ。これって林業の6次産業化につながらないものか、と空想してみた。国も地方行政も、ただ森にして返還するのではなく、もう少し積極的にスキー場跡地の活用を考えてもいいのではないだろうか。

しかし、詳しい人にお聞きすると和田峠スキー場のように貸し手と借り手がはっきりしている場合はいいが、管理していたリゾート管理会社が倒産し、その管財人が多数いたり、複雑だったり、なかなか一筋縄ではいかないスキー場が多いそうだ。

ゲレンデ上部からの景観 左手のレストハウスは廃屋になっている

ゲレンデ上部からの景観 左手のレストハウスは廃屋になっている

さて、和田峠スキー場跡地への植林は完了したが、お国へ返還できるのはいつになるだろう。幸い、標高が高いせいか下草はあまり生えてこない。シカが多い地域なのだが、カラマツはあまり美味しくないのかそれほど食害にも遭っておらず当面は手がかからないようだ。しばらく様子を見るとしよう。

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岩崎 唱
ライター、元森林関係のNPO 事務局長
フリーランスのコピーライター。「緑の雇用担い手対策事業」の広報宣伝活動に携わり、広報誌Midori Pressを編集。全国の林業地を巡り、森で働く人を取材するうちに森林や林業に関心を抱き、2009年よりNPO法人 森のライフスタイル研究所の活動に2018年3月まで参画。森づくりツアーやツリークライミング体験会等の企画運営を担当。森林、林業と都会に住む若者の窓口づくりを行ってきた。TCJベーシッククライマー。

2015年1月30日(金)19:43

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