ファンドレイジング・イベント成功のためのEメール・マーケティング[長浜 洋二]

EメールやSNSはコストをあまりかけずに使用できるため、積極的に活用していきたいツールの一つだ
EメールやSNSはコストをあまりかけずに使用できるため、積極的に活用していきたいツールの一つだ

ファンドレイジング・イベントを成功に導くために重要な手法の1つが、Eメールによるマーケティングです。Eメールの活用により、直接ターゲットにアプローチすることができ、かつ、そのターゲットの参加意欲が掻き立てられるように最適化されたメッセージを配信することができます。(NPOマーケティング研究所代表=長浜洋二)

Eメールの有効な活用方法には5つのポイントがあります。

(1)予定を確保する
イベントの日にちが確定したら、潜在的なイベント参加者の予定を押さえるために早目早目に告知を行う。初回のメールでは全ての詳細を記載する必要はなく、確定していなくても構わないので、まずは参加者に伝え、予定を押さえることが重要。また、当該イベントがクローズドではなく一般向けの場合、ソーシャルメディアでも告知を行う。その際、詳細情報を伝えるために、忘れずにメールアドレスを登録してもらうようにする。

(2)公式に招待する
イベントの詳細が固まってきたら、なるべくカスタマイズした招待メールを送る。例えば、年に一度の定例イベントの場合、昨年の参加者に対しては、「今年もお会いするのを楽しみにしています」というタイトルのメールを送る。文面は携帯端末でも、分かりやすく、簡潔に読めるものでなければならず、詳細を記載したランディング・ページへのURLも設置しておく。

(3)Eメールをソーシャル化する
Eメールとソーシャルメディアは併用して初めて効果が現れる。送付するEメールには、ソーシャルシェアボタンを設置し、メール受信者が簡単に他者と共有できるようにしておく。また、メール受信者には、興味を持ちそうな人にそのメールを転送してもらうように依頼する。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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