編集長コラム) グリーンな経済は島から始まる

日本の領土はすべて島からなっています。島の数は6852もあります。国土交通省では北海道、本州、四国、九州、沖縄本島の5つの島は「本土」と位置づけられ、それ以外の6847の島はすべて「離島」です。

ほとんどの島では急速な人口減少、超高齢化、経済活動の不振、仕事不足など深刻な問題が起きています。

しかし、このような離島こそが、21世紀の「グリーンな経済社会」をリードする可能性を秘めているのです。

例えば島では石油など多くのエネルギーを輸入してきましたが、自然エネルギーへの転換が進めば冨の流出が減り、自立型社会が生まれます。温暖な気候を生かして、付加価値が高い一次産品で稼ぐ島の例もあります。

なにより、四方を海で囲まれた豊かな自然があり、農林水産業のポテンシャルがあります。そこで暮らす人々の暮らしぶりは人間性にあふれ、都会にはない魅力にあふれています。

もちろん現実は厳しいですが、こうした可能性をさらに生かさない限り、島の未来はありません。そして、日本が21世紀に力強く生きていくためには、まず島の再興から始めるのが一つの形であると考えます。

その離島で、人生を賭して頑張っている3人がこのほど、オルタナ編集部に集まり、島の未来を話し合いました。その3人とは――

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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