起業という「冒険」が人生を豊かにする[植田 紘栄志]

植田 紘栄志
ミチコーポレーション 代表取締役
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スリランカのぞうさんペーパー工場にて。開発当初は輸出入の許可が下りず、約1年の交渉の末特別措置を受けることができました

スリランカのぞうさんペーパー工場にて。開発当初は輸出入の許可が下りず、約1年の交渉の末特別措置を受けることができました

ゾウの排泄物を再利用した手漉き紙「ぞうさんペーパー」など、ミチコーポレーションでは多くの起業を果たしてきました。起業には困難がつきものですが、同時に貴重な体験の連続でもあります。ビジネスモデルに自信を持って取り組みながら、チャレンジしていけば、のちの人生を豊かにしてくれます。(ミチコーポレーション代表=植田紘栄志)

1997年に起業をして数年後にスリランカに初めて行きました。その頃のスリランカでは内戦が続き、数年前まで渡航延期勧告が出ていました。ここで、僕は象の排泄物の再生紙「ぞうさんペーパー」を製造するビジネスを立ち上げたのです。ゾウの糞は繊維を多く含んでおり、「ぞうさんペーパー」は、スリランカゾウの糞を紙の素材として再利用しています。

人が寄り付かない内戦国だったからこそ逆にチャンスも多かったように思いますし、外国人が滅多に来ないため、僕はどこに行っても特別扱いでした。現地で記者会見をすれば多くの記者が来てくれましたし、大臣や有名歌手なども協力依頼に快く応じてくれました。

困難なこともありました。現地の人にも日本人にも何度か騙されましたし、デング熱にかかり何日も寝込んだこともあります。

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植田 紘栄志
ミチコーポレーション 代表取締役
スリランカにて、ペットボトルリサイクルや象の排泄物のリサイクルペーパー「ぞうさんペーパー」、自然素材の手作り画材シリーズ「ワイルドパステル」など、自然と動物と人間が共存するためのビジネスモデルを事業化する。「ぞうさんペーパープロジェクト」が「BBCワールドチャレンジ2006」でグランプリ獲得。出版事業では『ぼくのウンチはなんになる?』(ミチコーポレーション)が第41回造本装丁コンクール展にて「ユネスコアジア文化センター賞」を受賞。現在は広島県北広島町にて「芸北ぞうさんカフェ」を拠点に様々な地域活性化ビジネスを展開中。

2015年7月19日(日)12:05

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