食品ロスを減らすフードバンクに求められるマニュアルとは[CSR48・八幡 絢子]

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日本初のフードバンクである「セカンドハーベストジャパン」が主催する「フードバンク運営マニュアル」に関するセミナーが10月15日、東京・有楽町で開かれた。フードバンクは、まだ充分食べられるにもかかわらず様々な理由で廃棄される運命にある食品を食品メーカーや農家などから引き取り、児童養護施設やDV被害者のためのシェルターなどに届ける活動や、その活動を行う団体のことだ。今回はこのフードバンクの意義などを紹介したい。(CSR48、森永乳業広報部CSR室=八幡絢子)

■食品ロス1/3の衝撃

マクジルトン・チャールズ・セカンドハーベストジャパン理事長の講演

マクジルトン・チャールズ・セカンドハーベストジャパン理事長の講演

セミナーはセカンドハーベストジャパンが、フードバンクを日本全国に広げるためのマニュアルを食品メーカーや各地で活動しているフードバンク、行政などへ広く認知するために開催された。農林水産省から委託された「農山漁村6次産業化対策事業の補助事業」でもある。

冒頭から衝撃な数字が示された。なんと世界で生産された食料の1/3が捨てられているというのだ。気になって後で調べてみると、世界で年間約13億トン、約74兆円分に相当するそうだ。日本国内の食品ロスは年間約650万トン。ご存知の通り、日本は資源の乏しい国である。食料自給率はカロリーベースで39%と低い水準であり、食料の約6割を海外からの輸入に依存している。そうした状態にもかかわらず、食品ロスが多いという状況なのだ。

食品ロスには様々な理由がある。例えば「食品を梱包していた箱が破損していた」「定番商品の賞味期限が迫っている」「野菜の規格外品が多く出た」「流通の1/3ルール(製造日から賞味期限までの最初の1/3の期間内に小売店に納入する)」などである。

■フードバンクの意義

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CSR48
企業のCSR担当者を中心に「CSRに関心のある女子たち」が集まったグループ。「CSRをもっと身近に」をミッションとして、月1回の勉強会やイベントを実施している。このほか、女性のエンパワーメントによって、利害や立場を超えて、より良い社会に向けたアクションをおこしていくことを目指す。メンバーの所属は、ゼネコン、広告会社、ゲーム会社、メーカー、NPO法人など様々

2015年11月9日(月)15:33

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