インターネット検索サービス大手である米グーグルは7月20日、データセンターで使用する電力を今後20年間風力発電でまかなうと発表した。風力発電会社のネクステラ・エナジー・リソーシズ(フロリダ州)と11万4千kWの電力を購入する契約を結び、環境負荷の低減に役立てる。
電力はネクステラ社がアイオワ州に持つ風力発電施設で発電し、グーグルの複数のデータセンターに供給する。グーグルは5月にもノースダコタ州の風力発電所に37億円を投資しており、自然エネルギー導入の取り組みを強めている。
多数のサーバを格納するデータセンターは常に大量の電力を消費するため、施設を保有する企業においてはその環境対策が大きな課題だ。検索最大手のグーグルが自然エネルギーの導入を拡大することで、他社も追随するかが注目される。