21世紀の日本は、すでに「沈黙の春」の世界

石井 吉徳
東大名誉教授/もったいない学会名誉会長/元国立環境研究所長(第9代)
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21世紀、人の幸福を考える社会が求められる

農薬、化学物質は石油、天延ガスからつくられ大量散布され土壌を広範囲に汚染する、そして農業機械は石油で動く。これが現代文明の一つ姿だが、その石油資源も無限ではない。

21 世紀はエネルギーが文明維持の要だが、3.11 まではクリーン・エネルギーとされた原子力は今では疑問視されている。核についてはいずれ詳しく述べるが、私はこれからは「自然と共に生きる」、「集中から分散」がキーワード、「科学技術で自然を改変、制御する時代」から「自然と共存する知恵を育てる時代」と思っている。

「地球が危ない」のではなく、いま 「危ないのは人間」、現代文明は人を本当に幸せにした改めて考えたい。統計によれば「物より心の豊かさを」と願う人が60%に達している。

物余りの中、人間の心はますます貧しくなった。GDPで計る成長経済は持続可能ではないのでは、これからは効率最優先から知恵を、物より価値を重視する文明へ転換すべきではないか。

これから皆さんと考えたい、順次に。以下、私のホームページから。

技術万能の強欲資本主義が社会を劣化させる日本社会中枢の崩壊が顕著である。強欲資本主義はマイナス金利の禁じ手を使ってもその根底は沈降するのみ、アベノミックスはやはり幻想だった。

古代から、未来問題は3つに分類されてきた、「食料、エネルギー、軍事」である。軍事とは戦争、使われる大量の武器、軍事費など。食料は人類生存の基本だが、マスコミはスポンサーである巨大企業が政治、経済を支配してしまうと、どれほど深刻であっても報道しなくなる。

今の日本では原発事故と同様の状況が、遺伝子組み換え農業、食品で起きている。人類は大きな曲がり角にある。しかも日本は地殻変動列島である、自然とどう共存するかである。

(http://oilpeak.exblog.jp/25814844/)

以上

 

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石井 吉徳
東大名誉教授/もったいない学会名誉会長/元国立環境研究所長(第9代)
東京大学理学部物理学科・地球物理学卒。東京大学名誉教授であり、「もったいない学会」名誉会長。元国立環境研究所長でもある。専門は地球学、エネルギーと資源の科学など。単著書には『石油最終争奪戦ー世界を震撼させる「ピークオイル」の真実』(2006)、『石油ピークが来た―崩壊を回避する「日本のプランB』(2007)、『石油ピークで食糧危機が訪れる』(2009=いずれも日刊工業新聞社)がある。

2016年6月22日(水)13:06

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