G⭐Local Eco! 第8回 :「良樹細根・大樹深根」のCSRをイノベーションの磁場へ

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復興支援で、日本アムウェイが岩手県大槌町に建設した「Remember HOPE 浪板海岸ヴィレッジ」

産業革命がもたらしたイノベーションは、単品の低コスト生産や標準化であり、それを消費し、使用する顧客にとっての価値そのものの革新ではなかった。モノが不足していた時代には、着飾る服も食べ物もその基本価値を安く手に入ることは万人のニーズであったため、価値自体を議論する必要がなかったのだ。

そしてバブル経済崩壊後の日本企業は、さらに生産コストを切り下げるために安い人件費を求めて次々に海外へと生産地を移転した。しかしこれにも限界がある。

先進国・成熟国がこれからつくるべき価値は「体験価値」だ。ある時間や空間を過ごす生活者の満足感をいかに引き上げていくかである。そのためには単品の価値ではなく、生活者自身の声を聞きながら、課題解決を図るパートナーを探し、提携する場こそがカギとなる。

17世紀のクレモナで作られたヴァイオリン 『ストラスディバリウス』が、いまでも最高の名器と言われるのはなぜか?現代の技術でこれを上回るヴァイオリンが作れるか、作れないかという論争があるが、それは問題の核心ではない。

音楽会を楽しむ耳の肥えた貴族、音楽を奏でる演奏家や作曲家、そしてヴァイオリンを作る楽器製作者が出揃うサロンは、相互に批評しあった場であったという。当時のクレモナの三位一体の環境にこそ価値があったのだ。イノベーションに予算や人財が不足していると言いがちであるが、実はオープン・イノベーションの磁場にこそ価値がある。

過日、全国に広がるワインツーリズムの仕掛人、大木貴之さんの話しを聞いた。地域を代表するワインに可能性を見出し、地域のアイデンティティをつくるために、ワイナリーだけではなく、行政、バス会社、NPOのボランティアと連携し、お客様が集う『磁場づくり』に成功した。

続きは「サステナブル・ブランド ジャパン」サイトへ

2017年2月23日(木)21:28

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