世界の環境問題の今が見える国際環境映像祭

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「海―消えたプラスチックの謎(仮題)Oceans: The Mystery of the Missing Plastic」(フランス / 監督 : Vincent PERAZIO)より

今年で4回目となる日本で唯一の環境をテーマとした映像祭「グリーンイメージ国際環境映像祭」が3月3日から5日まで東京で行われる。応募数は年々増加し、本年度は48の国と地域から194作品の応募があった。これまでの映像祭では、気候変動、生物多様性、エネルギー、持続可能性をテーマとした作品が受賞している。今回は海洋汚染など、海の環境を取り上げた国内外の作品が目立つ。(箕輪 弥生)

環境をキーワードに世界各国から映像作品が出品される「グリーンイメージ国際環境映像祭」は、地球サミットが行われた1992年に、アジアで初めての国際環境映像祭として始まった歴史のある映画祭である。地球温暖化や気候変動が加速化する現在、環境へのアクションや、テーマも多様化している。

本年度は特に海をテーマにした作品が目立った。そのひとつ「海-消えたプラスチックの謎(仮題)」(仏)は、人間が作り出し、海に漂うプラスチックゴミの行方とそれが生物に与える影響を科学者たちが追うドキュメンタリーである。

日本人監督による「とけてゆくスイス 氷河×光×地球の未来」は気候変動により消滅の危機に面するグリーンランド、パタゴニアなどの氷河を追い、温暖化に対応する技術を探る。

海に関わる作品が多いことについて、同映像祭実行委員会の尾立愛子事務局長は「環境汚染や気候変動による影響など、海はまだまだ解明されてなく、謎が多いからでは」と分析する。

このほか、人間の都合で変化しつつある野生生物の生態について描いた国内外の3作品や、中山間地に住む人々の暮らしや林業に挑戦する若者を描いた国内3作品も今年の特徴を表す。福島をとらえた作品では、未だ避難区域にある地域に住む同一人物を日欧2人の監督が異なる視点で映像化している。

映像祭では2回の審査を通過した15作品の上映を行う。製作者の対談やトークもあるほか、最終日にはグリーンイメージ大賞の発表がある。

グリーンイメージ国際環境映像祭
http://green-image.jp/festivals/4th/

2017年2月24日(金)18:01

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