「無私の精神」を軸としたソーシャルビジネスこそ「COOL」
九州大学SBRCエグゼクティブディレクター岡田昌治氏による「ユヌス・ソーシャルビジネスとは」と題した講話のキーワードは、「グローバリズム」「お金」「COOL」の3つだった。
先日、世界の富裕層の上位8人の資産と貧困層36億人の資産が同じというデータが発表された。なぜ企業(人間)はお金儲けをするのか。また、ビル・ゲイツのようにお金儲けをした人が、引退後に多額の寄付をするというのはなぜなのか。
もちろん、社会貢献も大事であるが、「壊したものを修復する」という欧米型のやり方では既に手遅れであり、最初から「無私の精神」を軸としたビジネス=ソーシャルビジネスに取り組む時代なのではないか。岡田氏は、SDGsはそれを達成するための方法のひとつであると主張した。
また、近江商人の「三方良し」、二宮尊徳の「道徳なき経済は犯罪である。経済なき道徳は寝言である」を「COOL」の例として挙げ、「日本人はソーシャルビジネスの遺伝子をもっている国民であり、今こそ日本人本来のビジネスに立ち返り、世界へ発信していくときである。それこそが、真のクール・ジャパンではないだろうか」と訴えた。
人間が存続するための事業がソーシャルビジネス
[…] 環境とCSRにフォーカスした日本唯一のビジネス情報誌「オルタナ」に取り上げていただきました。同じ記事がYahoo!ニュースにも取り上げられています。 ◇オルタナhttp://www.alterna.co.jp/23025 […]