アサヒグループが温室効果ガス2050年にゼロの新目標

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アサヒグループホールディングスはこのほど、国内グループ企業において、持続可能な地球環境の実現を目指し、環境経営における気候変動に関する新たな中長期目標「アサヒ カーボンゼロ」を設定したと発表した。同社と同社バリューチェーンから排出される温室効果ガスについて、2050年に排出量ゼロを目指すため、2030年に2015年比で30%削減を目指す。(オルタナ編集部=中島 洋樹)

同社では、2010年3月に策定した「環境ビジョン2020」に基づき、「低炭素社会の構築」「循環型社会の構築」「生物多様性の保全」「自然の恵みの啓発」の4テーマを柱として取り組んできた。

そのテーマの1つである「低炭素社会の構築」について、SDGsや2015年に合意となったパリ協定を踏まえ、今回新たに「アサヒ カーボンゼロ」を設定する運びとなった。

内容は、2050年に同社および、同社バリューチェーンから排出される温室効果ガスの排出量ゼロを目指すため、排出過程を下記の3つに分類する。
・Scope1 自社(工場・オフィス・車等)での燃料の使用による温室効果ガスの直接排出
・Scope2 自社が購入した電気・熱・蒸気の使用による温室効果排出ガスの間接排出
・Scope3 自社のバリューチェーンからの温室効果ガスの排出(Scope1,2を除く)
そして、それぞれについて排出される温室効果ガスを、2015年比で、2030年に30%削減を目標とするものだ。

最終目標として、温室効果ガス排出量ゼロを目指す取り組みは、国内ビール大手4社の中では同社が初めてとなる。

今後の目標達成に向けた具体的な取り組みとして、以下の3点を挙げた。
1)製造工程における排熱回収利用、冷熱利用、コンビネーション設備の導入、燃料転換等様々な省エネ・環境施策を実施するとともに、ISO14001を活用した全事業場でのより一層の省エネに取り組む。
2)再生可能エネルギーの活用に積極的に取り組む。
3)現在取り組んでいる、容器包装における軽量化・簡素化、物流における共同配送やモーダルシフト、商品販売における自動販売機やビールサーバーの省エネ化等、バリューチェーン全体での取り組みを推進する。
あわせてこの目標と取り組みについて、SBT(Science Based Targets)への申請を行っている
と発表した。

今回、新目標の設定を通じ、同社は、
『水や農作物など「自然の恵み」を享受して事業活動を行っていることから、最高品質と誠意ある行動を通じ、顧客満足を追求し続けるため、「自然の恵み」を次世代に引き継ぐ責任がある。そのために、将来のさらなる温室効果ガス削減に向けた新技術の開発等にも取り組み、環境負荷を低減させるだけでなく、プラスとなるような好循環を生み出すことを目指し、事業成長とともに持続可能な社会の実現に向けて挑戦を継続する』
と表明している。

2018年5月21日(月)21:45

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