積水ハウス、男性社員に育休1ヵ月以上習得へ

積水ハウスは26日、「男性社員1ヵ月以上の育児休業完全取得」を宣言し、9月1日から推進すると発表した。対象男性社員全員が1ヵ月以上の育児休業を取得し、最初の1ヵ月は有給とする。また、全社をあげた取り組みにより完全取得を推進、毎年進捗率を開示する。円滑な導入のため社内サポート体制を整備、上司と当事者の研修を実施する–などの施策を挙げている。子育てを応援する社会を先導する「キッズ・ファースト企業」として、ダイバーシティ推進の取り組みを加速させる。(富永 周也)

育児の様子

同社は2006年に人事基本方針として「人材サステナビリティ」を宣言、多様な人材が活躍するための職場環境づくりに向けて「ダイバーシティ経営」を推進中。男性社員の育児休業についても、取得を推奨していたが、平均取得日数は2日に留まっていた。

今回の宣言では実現に向け、3歳未満の子を持つ男性社員全員が子の誕生から3歳に達する日までに1ヵ月以上の育児休業を取得し、最初の1ヵ月は有給とする。分割での取得も可能とし、業務との調整が図りやすいよう配慮した。「今後も仕事と育児・介護の両立支援などのダイバーシティ推進に一層取り組み、人間性豊かな住まいと環境の創造を進めていく」としている。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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