「持続可能な天然ゴム」生産へ世界主要メーカーが連携

天然ゴムは、生産量の7割以上がタイヤの生産に使用される。世界の天然ゴムの生産消費は過去40年間で3倍に拡大し、2016年には1230万トンに増えた。主要な生産地はインドネシア、タイなどの東南アジアで、東南アジアでの生産が世界の8割を占める。その多くは小規模生産者であるのが特徴だ。

ミャンマーでは、天然ゴム生産における汚職、ランドグラブ(土地収奪)、人権侵害、森林破壊、違法伐採を国際NGOのグローバルウィットネスが報告している。インドネシアなどではトラやゾウ、オランウータンなど森林伐採による絶滅危惧種への悪影響も問題になっている。

一連の取り組みは2015年、仏ミシュランとWWFがグローバルパートナーシップを締結し、その中で「持続可能な天然ゴムの国際的基準の策定」について言及があったのが端緒だ。その後、インドネシア(スマトラ島・カリマンタン島)の天然ゴム生産地で、WWFインドネシアとの共同プロジェクトが始まった。

ミシュランは同年、タイヤメーカーとして初めて「持続可能な天然ゴム方針」において森林破壊ゼロを目指すと宣言した。トレーサビリティについては、2020年までに80%を確保する。

トヨタは2016年7月、自動車業界としてWWFと世界初のグローバルパートナーシップを締結し、1)気候変動への対応(SBT) 2)天然ゴムの持続可能性についての協働 3)WWFがアジアで行っている森林保全へのプロジェクトへの支援――について合意した。

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2018年10月18日(木)15:08

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