読み書き困難の「ディスレクシア」、日本人の8%

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知的に問題はないものの、読み書きの能力に著しい困難を持つ「ディスレクシア」のイベントがこのほど都内で開かれ、国内外の当事者らが体験を語った。学習障害の一種で、欧米では人口の10~15%、日本でも5~8%いるとされるが、周囲が気づきにくく、社会の認知度は低い。大人になってから自身がディスレクシアだと知った落語家の柳家花緑さんは「ディスレクシアを知る勇気を持ち、早く楽になってほしい」とメッセージを寄せた。(松島 香織)

読み書きがしにくいことは、恥ずかしさから周囲に言えず、また周囲からも見えるものではないので気付かず、孤独になりやすい。当事者は自分に自信が持てなくなり、フラストレーションを抱えてひとりで思い悩むこともあるようだ。教育現場での役割は大きく、ディスレクシアの認知度向上は社会全体の大きな課題といえる。

オーストラリアから参加したJemima Huttonさんは当事者だが、薬学部へ進学しディスレクシアの支援団体を設立した(12月9日、東京・渋谷の国立オリンピック記念青少年総合センターにて)

アジア太平洋ディスレクシア・フェスティバル2018は、教育・研究者やNPOで支援しているメンバーらで構成したAPDF2018実行委員会が主催し、今年で3回目を迎えた。2020年に岡山市で開催する「アジア太平洋ディスレクシア・フォーラム2020」に向けて、ディスレクシアの認知・啓発を行っている。

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2018年12月28日(金)20:37

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