「SDGsウォッシュ」にご用心(1)[電力編]

企業が良かれと思って支払った電気料金が、実は原子力や石炭火力などを維持する費用の一部に使われるとすれば、企業は電気の「SDGsウォッシュ」に加担することになってしまいます。

最近では、電力ユーザーが新電力に切り替える(スイッチング)期間を利用して、大手電力会社が、新電力が対抗できないくらい安い電力価格を逆提案する「取り戻し営業」が問題視されています。事態を重く見た経済産業省は2018年12月、「電力の小売営業に関する指針」を改定し、「取り戻し営業」の規制に乗り出しました。

アクアプレミアムも、実はそのプレミアム価格以上の値引きが提案されることもあるといいます。電力ユーザーは、電力価格の安さだけに惑わされることなく、発電方法にまでしっかり関心を持つことが、地球温暖化対策に貢献できるはずです。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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  1. 【SDGsログ vol.89】トランスフォーミングできない日本 | SDGs研修ならSDGs未来ラボ
    2021/06/28 6:23

    […] 指摘する声もあります。また事故発生時の被害の大きさも懸念材料となっています。詳しくはこちらをご覧ください。「SDGsウォッシュ」にご用心(1)[電力編]https://www.alterna.co.jp/25899/ […]

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