障がい者が和紙で箱作り:ドイツ(田口 理穂)

障がい者施設USE(ユニオン社会的施設公益株式会社)で製作された色とりどりの美しい箱

ドイツの首都ベルリンにある障がい者施設USE(ユニオン社会的施設公益株式会社)では、壁塗りや大工仕事、裁縫、金属加工、印刷、ケータリングなどさまざまな部門で、約1千人が働いている。同施設で作られるおしゃれな箱は人気商品の一つだ。日本製の紙を使って、精神障がいがある28人が製作している。(田口 理穂=ハノーファー)

大小さまざまなサイズ、色とりどりのデザイン。USEの箱は、箱、台、蓋を自由に組み合わせて使えるのが楽しい。

古典的な市松文様や、扇型の波模様である青海波、円を組み合わせた七宝、桜や梅など、日本らしい柄が豊富だ。ベルリンの風景が美しいデザインは、おみやげとしても人気が高い。プロフェッショナルな仕事ぶりから生み出される製品は、高品質だが、価格は1500円からと手頃だ。

箱以外にも、鉛筆立て、メモ帳、筆箱、アルバムといった製品があり、シンプルながら独自の魅力がある。ドイツの芸術学校バウハウスが2019年に創設100年を迎えることからバウハウス記念ボックスの製作もしている。

箱作り部門を担当し、デザインを手がけるハンス・グンドルフさんは「日本の紙は薄く、安定していて色あせない。質が高く使いやすい」と絶賛する。

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2019年5月29日(水)11:41

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