農作物の地産地消にこだわり、食品ロスを避け、身体にも心にも至福の食体験を愛しみながら、持続可能な社会を希求する─。ベルギーの首都ブリュッセルでは、イートモスフィアが手掛ける新たな食のビジネスモデルが着実に育っている。捨てられる食材をもらい受け、極上の料理に仕立てる取り組みだ。(栗田 路子=ブリュッセル)
日曜日の昼下がり、ブリュッセルの下町に、突然、ビュッフェ形式のヴィーガン・ブランチ店が現れ、おしゃれな人々が吸い込まれていく。その名は、メアリー・ポッピン。日曜・月曜に休業するレストランを借りて営業している。
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