「真因の追求なくして真の対策立案なし」

このエントリーをはてなブックマークに追加

トヨタNPOカレッジ「カイケツ」第4期第4回

トヨタ財団は7月18日、トヨタ自動車の問題解決手法をNPO向けに伝えるトヨタNPOカレッジ「カイケツ」を開き、問題に対しての真因(真の要因)を突き止める「要因解析」を行った。参加したNPOの代表者らは、現状把握したデータをもとに、何が真因かを探っていった。(オルタナ編集部=吉田広子)

■「本人が悪い」では解決しない

魚の骨のように要因を洗い出す「特性要因図」

「要因解析」は、取り組む問題に対する真因を特定するステップで、その真因に対する対策立案につながる。

鈴木直人講師(日野自動車TQM推進室主査)は、「真因の追求は、良い対策に結び付く」とし、「真因は、それを解決できれば問題が解決されるレベルのもので、真因にたどり着くまでじっくり考え抜くことが重要だ」と話す。

例えば、ある業務ができない人がいるとして、「本人が悪い(あるいは上司が悪い)」では解決しない。できない理由が「教育がない」でも不十分だ。「なぜ教育が必要なのか」「なぜ教育できていないのか」「教育する時間がないのか、ルールがないのか、教育者がいないのか」など、深掘りする必要がある。

要因解析の手法の一つとして、よく知られているのが「特性要因図」(フィッシュボーン図)だ。魚の骨のように、要因を洗い出すのが特徴で、「人」「方法」「設備」「製品・材料」の観点から要因を探る。

「要因はたくさん出てくるはず。真因として正しいかをどうか、判断できるのか」との質問に対しては、「100%の正解はない。だからこそ、現状を数値で把握し、みんなで話し合いながら、さまざまな視点で要因を解析することが大切だ」(鈴木講師)。

■「対処療法ではない」対策を

ページ: 1 2 3

2019年7月19日(金)17:17

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑