エシカルは優良顧客戦略:ストライプ石川社長(3)

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――2009年に大きく舵を切ったきっかけは何でしたか。

石川:社会課題の現場で働くNPOの方と出会ったことが大きいと思います。私が出会ったのは、内モンゴル自治区で植樹活動をしているNPO法人「緑化ネットワーク」事務局長の方でした。活動に共感して、earth music&ecologyの森をつくろうと決めました。

2010年からの10年間で10万本を植樹することを目指しています。2016年までは社員も植樹活動に参加していて、その後はNPOに活動を委託しています。

SDGs推進は「1社1村で」

――earth music&ecologyを立ち上げたばかりの頃は、エコな要素を訴えてもあまり響かなかったと思いますが、幸いなことに、この2~3年でSDGsの浸透度はかなり高まっています。

石川:特にこの2年くらいは経営者がこぞって「SDGs」と言っていますからね。

私には、SDGsを推進していく上でこだわっている概念があります。それが、「1社1村運動」です。岡山県出身なので、申し訳ないのですが、ほかの地域よりも岡山により思い入れが強くあります。

1社1村という概念で、企業が屋号を構えた場所に貢献することで、行政の「薄く広く」をカバーできるのではないかと思っています。1社1村運動がSDGsを推進していくための日本のトレンドになればいいと思っています。

――2010年には、岡山県内の49歳以下の起業家や研究者、文化人を表彰する「オカヤマアワード」を立ち上げました。

石川:実はこのアワードを立ち上げたときに、かなり重鎮の方から、「人を表彰するのは死んでからするものだ。お前みたいな若造が人を表彰するなんて50年早い。死んでからやれ」と言われました。

でも、私は、2~30代で社会課題に向き合って頑張っている人に賞をお贈りすることで、その人たちのステージが変わっていくと期待しています。

オカヤマアワードは49歳以下の起業家、研究者、文化人を対象に、地域貢献をしながらもグローバルや全国に向かっている人を表彰するものですが、今年で10年目を迎えます。2010年に立ち上げたときの記者会見で、10年で一区切りと決めていたので、今年の11月が最後です。

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2019年9月4日(水)11:23

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