花王役員「ESGドリブンで製品も組織も変革へ」

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花王が2019年4月、新しいESG(環境・社会・ガバナンス)戦略「Kirei Lifestyle Plan(キレイライフスタイルプラン)」を発表した。陣頭指揮をとるESG部門統括であるデイブ・マンツ執行役員は「ESG戦略は、全てのビジネス戦略の中心にある」と力を込めた。(聞き手・森 摂=オルタナ編集長、寺町 幸枝 撮影・川畑 嘉文)

花王勤務は20年以上、R&D、マーケティングを経てESG部門へ

――花王は昨年まで「サステナビリティ推進部」という部署がありましたが、なぜESGに名前を変えたのですか。

ESG部門は2018年7月の組織改革で立ち上げました。多くの人はサステナビリティと聞くと、その本来の意味とは異なり「環境」しか思い描かないのです。もっと包括的なものであることをきちんと示し、環境や社会はもちろん、ガバナンスの重要性も強調したかった。ESGという名前を使うことで、従来とは違う明確なステートメントを出したかったのです。

――トップ(澤田道隆社長)はESGについて何と言っていますか。

澤田社長はここ数年、「ESGは会社の中心になくてはならない。我々の企業行動のあらゆるきっかけであるべきだ」と話し続けています。花王の「よきモノづくり」という考え方に、「ESGドリブン(ESGを軸にすること)」が加わることで、製品やブランドが、社会にどんな価値を生み出せるかという視点が生まれたように感じます。

花王のESGの定義とは

――花王はESGをどのように定義付けていますか。

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2019年9月26日(木)15:03

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