オーストラリアの森林火災は「対岸の火事」なのか?

オーストラリアで広大な森林が燃えています。燃え盛る炎を必死に鎮火しようとする消防隊や、焼け出されたコアラなどのショッキングな映像を目にした方も多いでしょう。(一般社団法人more trees 水谷伸吉)

photo : SS studio photography / Shutterstock.com

これまで(1月上旬時点)での被害状況をまとめると、、、

●焼失面積:1,070万ha 

●死者:32人

●動物死亡数:一説には10億以上

●家屋被害:3000棟以上

焼失面積を見てもイメージが湧きづらいですが、1,070万haは北海道と四国を足した面積に匹敵します。

ちなみに2019年は南米アマゾンの森林火災が盛んに報道されていましたが、焼失面積はおよそ180万ha※(これは四国と同じ面積に相当)。アマゾンの森林被害もかなり甚大ではあったものの、オーストラリアではそれをはるかに上回る広大な面積が焼失したことが分かります。

※ブラジル国立宇宙研究所による

原因はインド洋の「ダイポールモード現象」

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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