FSCジャパン(日本森林管理協議会)とキリンホールディングスは、「みつけようFSCキャンペーン」を3月5日まで行っている。ジュースの紙パックやビールの梱包などキリングループの商品についている森林認証FSCマークを撮影し、「#キリンの紙容器はFSC」をつけてSNSのツイッターに投稿すると、抽選で10人にジュース1ケースなどが当たる。日々消費する身近な製品からマークを見つけてもらうことで、FSC認証の認知向上を目指す。(オルタナ編集部=堀理雄)
FSCマークは、適切に管理された森林の木材から作られた製品であることを証明するマーク。森林の動植物やそこで働く労働者、現地住民に配慮し、持続可能な森林管理が行われているか国際的な基準でチェックを受けた製品につけることが許可されている。
キリンホールディングスは2020年末までに、酒類・清涼飲料など国内の飲料グループ会社の紙製容器包装に使用する全ての紙をFSC認証紙へ切り替えることを目標に掲げている。同グループのキリンビールとキリンビバレッジは2019年11月末時点で、FSC認証紙の採用100%を達成した。
キャンペーンは1月27日に開始。「毎朝のジュースにマーク見つけました」「企画を通じて、勉強出来るのは嬉しい」などのコメントともに、多くの投稿がツイッターに寄せられている。2019年8~9月に実施した前回キャンペーンでの約750投稿を超える反響を目指しているという。
FSCジャパンPR事務局は「FSCの日本での認知度は18%(2017年調査)と他国と比べても低い水準にある。キャンペーンへの参加によりFSCマークをみつけ、その存在を知ってほしい」と述べている。