
CO2排出の少ない都市づくりを支援する低炭素都市推進協議会は1月21日、排出削減で先進的な取り組みを行う団体を表彰する「低炭素都市づくり・ベストプラクティス」に富山市を選出した。LRT(次世代路面電車)ネットワークの形成の取り組みが評価された。
富山市では富山駅と市北部を結ぶJR富山港線を2006年に「富山ライトレール」としてLRT化したほか、09年には市中心部を循環するLRT「セントラム」を開業。ステーション間で乗り捨て自由なレンタサイクル「シクロシティ富山」を組み合わせるなどして、移動を過度に車に依存する現状からの転換を目指す「歩いて暮らせるまちづくり」を進める。
低炭素都市推進協議会は国や都道府県などで構成し、今回は18団体・26件の応募から選んだ。表彰は2月11日に京都市で開催される低炭素都市推進国際会議で行う予定。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年1月24日