イケア、2カ月で13億円の寄付

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写真=ソフトトイを1つ買うことで、5人の子どもたちが鉛筆とノートを手にするのを援助できる

安さとシンプルなデザインが売りの世界最大級の家具店イケア。環境先進国スウェーデンで生まれ、環境保護や社会貢献活動にも力を入れていることは意外に知られていない。2010年末に展開した「ソフトトイ・キャンペーン」では、2カ月で約13億円の寄付を集め、世界の子どもたちの教育支援を行う。

イケアは、世界320店で、2010年11月から2カ月、「ソフトトイ・ キャンペーン」2010を実施した。目標額1000万ユーロに対し、1140万ユーロ (約12億7680万円)の寄付金が集まった。そのうち、日本からの寄付は33万6130ユーロ (約3764万円)だった。

2年前の08年度は、世界で538万6473ユーロ(約6億328万円)、そのうち日本は17万9139 ユーロ(約2006万3千円)で、この不況にもかかわらず、ほぼ倍の伸びを見せている。

同キャンペーンは、イケアの世界各ストアで販売するソフトトイ1個、または絵本1冊の売り上げに対し、1ユーロ(112円、2011年1月26日時点)寄付する取り組みである。世界の厳しい状況下で暮らす子どもたちが質の高い教育を受けられるように、ユニセフとセーブ・ザ・チルドレン(SC)が実施する各プログラムを支援している。

活動を開始した03年以来、2010年度のキャンペーンを含め、総額約3520万ユーロ(約39億4240万円)を集めた。この寄付金は、ユニセフ、SCを通じて、アジア、アフリカ、中央・東ヨーロッパの約40カ国で、800万人の子どもたちの教育支援に活用される。

世界ではまだ6900万人の子どもたちが教育を受けることができないでいるという。このプロジェクトで、学校で清潔な水やトイレが整備されたり、少数民族の子どもたちが教育を受けられるようになったり、教材が提供されたり、教員のトレーニングが行われたりする。

クリスマス時期にキャンペーンを行うのは、プロジェクトに共感してもらい、プレゼントを贈る子どもたちだけでなく、途上国の子どもたちにも笑顔になってほしいという願いからだという。クリスマスに向けて売上が伸びる時期に、より多くの寄付金を集め、効果的にプログラムを支援したいという狙いもある。(オルタナ編集部 吉田広子)

2011年2月1日(火)11:49

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