オルタナ No.10 Nov 2008

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オルタナNo.10 Nov 2008第一特集

ポスト・ブッシュ、環境大国へ
オバマとマケイン、「グリーン政策」で競う

20世紀型の大量消費文明の象徴である米国は、京都議定書の枠組みとも一貫して距離を置き、地球規模の環境活動における存在感は決して大きくなかった。しかし、大統領選のオバマ・マケイン両候補者とも「環境」を前面に掲げ、どちらの候補が当選しても、積極的な環境政策、特に「脱石油」への大転換になるのは間違いない。米国の環境・エネルギー政策、ビジネス、ライフスタイルはどう変貌するのか。

第二特集

軽自動車はスゴイ

自動車販売台数全体が落ち込む中で、軽自動車人気は好調を続けている。マスコミは「ガソリン価格が上昇したから、軽自動車が注目されている」ととらえる向きがあるが、それだけが理由ではない。時代の風に敏感な特定の層から、着実に支持されているのだ。

第三特集
コンビニ24時間営業は是か非か

 コンビニエンスストアの24時間営業の是非が問われている。京都市が24時間営業の自粛要請方針を打ち出したのに端を発し、この問題は全国に飛び火しつつある。業界にとって営業時間短縮は収益体質を直撃するだけに、一歩も譲れない。だが、企業が地域社会と図らずも対立した場合、解決の責任は企業にある。これはコンビニ業界だけの問題ではない。

第四特集
H&M、「環境」にも強み スウェーデン大手衣料の実力

スウェーデン発のアパレルチェーン「H&M」(ヘンネス・アンド・モーリッツ)が日本に上陸した。ドイツでライバルGAPの全店舗買収で名を馳せ、いまや29カ国で1600店を展開する。その一方でオーガニック衣料や環境に優しい店舗づくり、積極的な社会貢献でも知られる。H&Mの実力と哲学を探った。

alterna person
星川 淳 (グリーンピース・ジャパン事務局長)

グリーンピースはなぜ嫌われるのか

日本では過激なイメージのNGOグリーンピース。6月には日本事務所の幹部が鯨肉横流し問題を調査中に鯨肉を持ち出して逮捕された。実際は環境問題や消費者保護の観点から優れた主張をし、企業を動かしてきたことも多い。それなのに、なぜ嫌われるのか。

photo gallery
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ハバナ旧市街の「表現する壁」
civilization
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オルタナティブ文明論 田坂広志
ウェブ革命は、ボランタリー経済を復活させる

第3回では、ネット革命とウェブ革命が、企業や市場や社会の「複雑系」としての性質を強め、自己組織化や創発、共鳴や相互進化など、「生命的システム」としての性質を強めていくことを述べた。そして、その結果、この情報革命は、自然に人々の価値観に影響を与え、社会に「生命的世界観」を広げていくことを述べた。
では、企業や市場や社会が、自己組織化や創発、共鳴や相互進化の性質を強めていくとは、いかなる意味か。

alt keyword
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エコジレンマ、ボトムビリオンほか もり・ひろし/高橋さとみ

博報堂生活総合研究所は今年5月、ある意識調査の結果を発表した。東京を含む世界8都市の生活者を対象にした環境意識調査だ。この結果から東京人が抱く「エコジレンマ」が明らかになった。

business wave
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太陽光と風力で動くホテル

カリフォルニア州北部、ワインの産地ナパバレーにほど近い場所にある「ガイア・ナパバレー・ホテル&スパ」は、米国グリーン建築評議会からLEED(エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ)に認定された世界初のホテルだ。環境志向を徹底的に追求したことで話題を集め、世界中のメディアで紹介された。

alternative companies
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ゼネシス  「海洋温度差発電」の先駆者を目指す

「海洋温度差発電」(OTEC)といってもまだ耳慣れないかも知れないが、19世紀の後半から欧州の科学者たちによって研究されてきた技術である。海洋表層の温海水と深層の冷海水の温度差を利用して発電する仕組みだ。ゼネシス(東京・港、里見公直社長)はこの分野でのトップランナーを目指す。

marketing
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もう一つのブランド論 阪本啓一
「皆」が幸せになるビジネスとは

「もう告発は済んだのです。後は、日常生活の中で、一人ひとりが自分は何をするかを考える時です。それぞれができる範囲のことをやればいい。木を残すことと近所を掃くこととは、価値としては同じではないかと思うのです」。自然についての、宮崎駿監督の言葉だ(岩波書店『折り返し点』、2008年、インタビューにおける発言)。

green media
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エコスゴいトレンド情報: greenz.jpエコ化するハリウッド

リッチなことではひけをとらないハリウッドスターが、次々と「エコ化」している。

地球環境を映像で読む: Green TV Japan 消えゆく地球の森

「消えゆく世界の森〜木を植えよう!」はgreen.tv japanが制作した森をテーマとしたオリジナルキャンペーン映像である。原生林が急速に消失していく代表的森林地区であるアマゾン、アラスカ、タスマニア、ボルネオの4カ所を取り上げながら、今、世界で起きている森林破壊の現状と日本人の責任について問いかけるメッセージを盛り込んだ作品。

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リレートーク:東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 宇田川 将生さん
CSRの基盤としてのリスクマネジメント

10数年前、小説『近江商人魂』を読んで「三方よし」の精神(自分よし・相手よし・世間よし)に出会いました。当時は何度読み返しても具体性のない、意味の良く分からない言葉としかとらえられなかったものでした。しかし、リスクマネジメント(RM)を仕事とするようになり、日々の業務を通じてこの言葉の意味をしみじみと実感しています。

CSR経営論 坂本文武
CSR報告書は不要か

今年のCSR報告書の発行がピークを迎え、早い企業では来年度の報告書発行にむけた編集会議を始めている。そこで本稿ではCSR報告書のあり方について問題提起をしたい。

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ジョン・ウッドからの手紙
CEONGOにもビジネスのスキルを

「最高経営責任者(CEO)」。これは決して軽い肩書きではありません。私は、ルーム・トゥ・リード(RTR)のCEOとして、自身の仕事をかなり真剣にとらえています。

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NPOフロンティア 原田勝広
 企業と国連「接近遭遇」の理由

公益、つまり、公共の利益のために活動するのは一に政府、二にNPO(非営利組織)と相場が決まっていたが、何と、本来私益を追求するはずの営利組織である企業が、この分野に進出してきた。しかも、平和と安全の砦、国連と連携しているというから驚く。

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CSRトピックス:ドリンクを買って乳がん防止にほか

キリンビバレッジ首都圏地区本部は、社会貢献活動の一環として、乳がんの早期発見、早期診断、早期治療の大切さを啓発するピンクリボン活動に賛同し、首都圏で「ピンクリボン自動販売機」の設置を推進している。

news scramble
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国内最大級エコ・ショッピングセンターほか

イオンは、埼玉県越谷市にエコ・ショッピングセンター「イオン レイクタウン」を10月2日にオープンする。環境に配慮した最新の技術や仕組みを取り入れ、同規模のショッピングセンターに比べ20%のCO2削減を見込んでいるそうだ。

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自転車を電動にするキットほか

ガソリン高騰を背景に自動車での外出を控える人が増えるなか、自転車を電気自転車に改造するコンバージョン・キットが話題を呼んでいる。カリフォルニア州のアムペイド・バイクスが発売したもので、簡単な修理工具があれば自宅で簡単に「マイバイク」を電気自転車に変身させることができる。

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藤井教授の環境金融論:「環境マネーゲーム」は悪いか?!

論点は排出権取引が温暖化ガス削減に役に立つかどうか。筆者は前回のコラムでも書いたように、「役に立つ派」だ。これに対し「懐疑派」は、「(排出権は)投機の可能性を作り出す『虚財』」「サブプライム・ローンの二の舞になる危険性がある」と、共通して「マネーゲーム化への危惧」を指摘する。

私のエコひいき:「紙か布か」を超えて

私事で恐縮ですが、出産を控えて産前休暇に入らせていただきました。赤ちゃんを迎えるための準備を進めながら、最近ちょっと迷うことがあります。

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オルタナティブな空間:馬場正尊
畑を囲んで建つ郊外の小さな農家

昨年、東京郊外に小さな農家を設計した。住所は茨城県守谷市。一見、はるか遠くのように感じる住所だが、実際はつくばエクスプレスで秋葉原から35分しかかからない。

health
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YOの哲学 実践編 南清貴/井上敬
黒大豆と白大豆を一緒に 美食から究食へ

この料理の原点は島根県出雲地方の郷土料理「おけじゃめし」である。炒った黒豆と米を一緒に炊くシンブルなものだが、味わいの深さは独特で忘れられない。それをさらにおいしくしようと大豆を二種類使ってみた。

food
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グリーン・グルメ・ガイド:
ルルウオーガニック野菜でキレイになれる

代々木公園の緑に面して店を構える「LeRoux(ルルウ)」。「おいしい野菜を食べて体の中からキレイになる」というのがこの店のコンセプトだ。

culture
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movie 「コドモのコドモ」11歳の出産、辛辣にありのままに

十一歳の出産を描いた、さそうあきらの同名漫画の映画化。ショッキングな題材だが、真摯な映画である。伝統的モラルの荒廃を嘆いている方、社会的偏見に敏感な方、どちらにも見てほしい。

book 『進化するCSR』CSRは生態系に学べ

拙著『CSR入門』発刊から3年以上が経ち、CSRをめぐる状況の変化と共に気になることも出てきました。「CSRが企業の宣伝のために使われだした」「環境問題は生態系全体や生物多様性まで考えるべきなのに、企業にとって都合のいい環境対策に終始している」「欧米のCSRとの違いはなにか」。これらの新たな疑問に対して、本質を見極め、変化が進化につながるように回答を提示しました。

dialogue
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田口ランディ連載「エゴからエコへ」
報道では見えないこと

「今さら水俣に興味をもっても意味ないだろう」
いっしょに飲んでいた友人にそう言われて大喧嘩になった。彼は水俣病の問題はすでに終わった、感傷的に水俣に首を突っ込んでもそこから得るものはなにもないと言う。

reportage
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ハングリー・フォー・ミッション
PPI 政策過程研究機構市民ニーズから政策を作る!

若者の政治的無関心が嘆かれて久しいが、市民の声を政策形成過程に届かせようという団体がNPO「PPI(Policy Process institute政策過程研究機構)」。20―30代のメンバーが週末に集まり、恵比寿の事務所の家賃を分担しながら提案型シンクタンクを担う彼らの志とは。

travel
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パタゴニア大自然紀行パンパからアンデス山脈へ

パタゴニアと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。南極に近い地、巨大な氷河、雪を冠したアンデス山脈、かわいらしいペンギンの群れ、突風が吹き荒れる地、ひたすら続く荒野――といったところだろう。

shop & goods
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一貨店礼賛:平山時計店 古い時計に命を吹き込む職人技

一貨店とは、百貨店の対極にあり、独自のこだわりから一つの分野において圧倒的な品揃えで勝負する、商いの形
東京・新宿区、早稲田大学南門前に「平山時計店」が店を構えて今年がちょうど60年。50─70年代のデッドストック(希少在庫品)を中心に腕時計、懐中時計、置き時計など200種類以上の商品が並ぶ。気品と美しさを兼ね備えた時計たちの魅力だけでなく、修理の腕前も店を長く続けるための大事な要素だ。

デザインコンシャス:まるごと食べられる鳥の家

鳥にとって、これほど高いアフォーダンス(物の形・色・材料などが動物に与える意味や価値)をもつ鳥小屋はほかにないだろう。オーガニックのヒマワリの種や麻を食用ゼラチンで固めて作ったこの「Bird’s house(バーズハウス)」は、「ここに食べにきてください」というメッセージを一目で鳥たちに与える。

alterna select
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とちくぼパノラマ米珍しい無農薬のコシヒカリほか

魚沼コシヒカリは全国的に有名だが、完全無農薬のコメはまだ極めて珍しいそうだ。この「とちくぼパノラマ米」はすべてが無農薬ではないが、昔ながらの伝統農法にこだわってコメ作りをしている。

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2008年9月30日(火)16:32

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