NZ首相「テロの終焉ではない」

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【ニュージーランド=クローディアー真理】ニュージーランドのジョン・キー首相は、ウサマ・ビン・ラディン死亡のニュースを受け、「ニュージーランド人を含む、世界中の多くの人々を死にいたらしめたテロの責任者であるビン・ラディン亡き今、世界は安全な場所となるだろう」と、このニュースを歓迎した。

一方で、「ビン・ラディンによるテロ活動で愛する者を失った遺族に、その死は公正な裁きをもたらしたかもしれない。しかしビン・ラディンの死がテロの終焉を直接意味するわけではない」とも語った。また野党党首、フィル・ゴフ氏も同様のコメントを発表している。

地方紙12新聞や雑誌多数を束ねるフェアファックス・メディア・NZ社運営のウェブサイトには、死の発表直後から今でも数多くのコメントが寄せられている。

ビン・ラディンの死を歓迎するものもある中、「米国大統領はこれが正当な裁きであるとしているが、これは単なる報復殺人に過ぎない。正当な裁きとはビン・ラディンが法廷で裁かれることだ」、「ビン・ラディンを殺してもそこからは何も生まれない」といった意見があった。また「ビン・ラディンの死でたったひとつ変化したことは、彼が今後『殉教者』として崇められることだ。これが米国のいう『成功』といえるだろうか」と、その死が今後世界に及ぼす影響を憂慮する意見も多く挙がっている。

2011年5月3日(火)10:52

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