住宅機器メーカーのLIXIL(リクシル)は18日、東京大学と共同で、スマートハウスの2020年の普及を見据えて実証実験を行うモデル住宅「COMMAハウス」を東大駒場キャンパス内に設置したと発表した。スマートハウスは、家庭でのエネルギー消費をIT技術などにより制御する住宅のことで、省エネルギーにつながると期待されている。
実験は8月から2016年3月まで実施し、省エネルギー技術や住宅におけるエネルギー制御などについて研究を重ねる。電力消費量のデータを1分ごとの精度で測り、家電機器の稼働状況を把握するほか、電力需給の調整に貢献する住宅用エネルギーマネジメントシステム(HEMS)の実証も行う。
同社では、取得したデータを踏まえてスマートハウスの実現に向けて技術を蓄積し、今後の商品展開につなげる考えだ。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年8月18日