子供環境ポスターのコンテストが20周年――日本の中学生が準グランプリに

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準グランプリ受賞作と主催団体の代表者ら(左から3人目が橋本絵里奈さん)。中央が橋本さんの作品

「国連子供環境ポスター原画コンテスト」が20回目を迎えた。国連環境計画(UNEP)、地球環境平和財団(FGPE)、バイエル ホールディング、ニコンの4者が共催し、60点の受賞作品を選出。世界2位に輝いた日本の中学生の作品を含む30点が、日本科学未来館(東京・お台場)で10月14日まで展示されている。

第20回のテーマは「森のいのち・・・生物多様性」。世界99カ国の小中学生が描いた60万6996点から、フィリピンの13歳の作品がグランプリに、日本の橋本絵里奈さん(14)の作品が準グランプリに選ばれた。虫の世界をのぞきこむ女の子の瞳を青い地球にして「生命の母である地球のやさしいまなざし」を表現した橋本さんの作品は、アジア太平洋部門の最優秀賞も同時受賞した。

同コンテストは、1991年設立のFGPEが同年に立ち上げた。矢野等子事務局長は「未来を作るのは子どもたち。絵画の理解に国境はない。地球環境への思いを日本の子どもたちに表現してもらったところ、その展覧会が世界で評判を呼んだ」と第1回を振り返る。一般公募型環境絵画コンテストの先駆けだった。

バイエルホールディングは、UNEPとバイエル本社のパートナーシップ締結を機に第14回から協賛。コーポレートコミュニケーションズ本部の岡美保本部長は「青少年・環境分野でUNEPと企業が提携したのは世界初。環境使節団や環境会議など複数のプロジェクトを支援している」と話す。

ニコンは、第15回から協賛。経営企画本部CSR統括部・袴田淑子ゼネラルマネジャーは「コンテストに参加する子どもたちは、表現するために環境について深く考える」と話す。実際、都会暮らしの橋本さんも「ベランダに来るような身近な虫が気になるようになった」と、心境の変化を語った。

橋本さんは9月にUNEPとインドネシア政府が共催した国際青少年環境会議の開会式に招かれ、着物姿で表彰式に参加。世界各国の環境意識の高い同年代との交流を楽しんだ。次回コンテストでは、「グリーンコミュニティ」をテーマに2012年1月16日まで作品を募集している。上位入賞者は、20年ぶりのブラジル開催で注目される環境サミット「リオ+(プラス)20」に招待される。(オルタナ編集部=瀬戸内千代)

第21回「国連子供環境ポスター原画コンテスト」作品募集サイト

 

 

2011年10月10日(月)11:43

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